今回は、『「1日30分」を続けなさい!』を紹介します!
2007年度ベストセラー「ビジネス書」第1位の本です。
す、すごい!!
勉強法がメインの本ですが、
この記事では、特に目標達成にフォーカスして、
「どうしたら目標が達成しやすくなるか」ということをこの本から学べる内容を伝えていきます。
ではいきましょう!
目次
こんな方におススメ
・勉強を最近始めた方
・これから勉強を始めようとしている方
・目標を追いかけている方
100文字あらすじ
目標達成に向けた55のテクニックを挙げている。
勉強の効率的なやり方だけでなく、英語の勉強方法や食事や睡眠のとり方、効率アップにつながるツールなど、勉強に関することを幅広く学ぶことができる1冊。
著者について

古市幸雄氏です。プロフィールを引用すると以下の通りです。
日本の能力開発の第一人者。20~40代のビジネスパーソンに向けて、以下のサービスを提供。
・勉強教材の販売
・セミナーの販売
・メルマガの発行
・自己啓発、英語、ファイナンス、ファッションなど多岐にわたる情報の発信
そして、著書は合計19冊あり、これまでの発行部数は累計100万部超とのことです。
す、すごい!!(2回目)
内容

第1章 人生は勉強したものが勝つ!
第2章 勉強時間を捻出する方法
第3章 勉強に集中する方法
第4章 短期集中型・長期計画型の勉強法
第5章 本気の人のための英語勉強法
第6章 勉強を成功させるための目標設定方法
第7章 勉強効率アップのための食事・睡眠
第8章 勉強効率アップのためのツール
という形で書かれています。
では、以下から目標達成への具体的なポイントを見ていきましょう。
目標設定のポイント3つ
ここでは、目標設定の際に重要なポイント3つを紹介します。
①目標達成への全体設計

最終目標を達成するためのチェックポイントを3段階に設定することが大切です。
・長期目標(1か月~)
・中期目標(1週間~1か月)
・短期目標(1日)
この際に、長期目標から設定して、逆算でどんどん細かくすることが大事であると述べています。
目標達成の期日への意識から必要なものを割り出すことができるからです。
例) 3か月後の漢検2級で合格!
〇長期目標 2.5か月後(試験2週間前)に模試で、合格最低点を取る
〇中期目標 1か月後までに問題集(100ページ)を1周する
〇短期目標 1週間ごとの目標ページを決め、1日に落とし込む
→今日は5ページやるぞ!
というイメージですね。
そのことで行動がより具体的になっていきます。
『いつまでに○○ができるようになるために』ということを逆算して考えていきましょう。
その際は、事前に調べることで、どんな勉強が必要でどれくらい時間がかかるかということをあらかじめ確認をしておきましょう。
そのことで計画の実現性が上がりますね。
このチェックポイントを目指しながら、一歩ずつ進んでいきましょう!
➁目標には予備日を設定

多くの人がビッシリと勉強スケジュールを詰めて、
そのスケジュールどおりに勉強が進まないと、自己嫌悪に陥ってしまいます。自己嫌悪に陥ると、勉強の活動自体をしばらく中断してしまう傾向があります。
めっちゃ身に覚えがあるよ、、
そして、中期・短期目標の設定で1週間単位の目標を立てる際に大切なのは、
『1週間に1~2日くらい休憩日を入れてあげること』
であると述べています。
日々の生活の中での急用や、突発的なこと、優先度が高いことが起こることもあります。
だからこそ、できる限り無理のない範囲での目標設定が大切だということですね。
例)
✖ 1日10ページで7日やるぞ
→ 70ページ進む!!
〇 1日10ページで5日やる。
残り2日間は予備日にしよう
→ 50ページ進む!!
と予備日を設定することです。
こうすることで、目標通りに進まないリスクが減り、
自己嫌悪に陥る可能性が減るため、継続しやすくなるということですね。
些細なことで「私は勉強ができない人間だ!」と勘違いしないように、
あなたに優しいスケジュールにします。達成不可能な目標は存在しません。目標の設定に無理があっただけです。
③1日目標を定める

上記の方法で、長期、中期目標を定めたら、時間単位で1日の目標を定めましょう。
「やるべきことを迷わないようにできる」効果がありますね。
さらに大切なのは、必ず紙に書き出すということです。
紙に書き出さないと、
勉強が進まなくても机に向かっているだけで何となく勉強がはかどったような気分になってしまいます。
紙に書き出して、やるべきことへの迷いをなくして、どんどん行動に移していきましょう。
ただ、ここでの注意点として、
仮にこの目標を達成できなくても構いません。
大まかな指標として使用します。この場合、中期目標と同じように決して達成不可能な目標は設定しないでください。
と述べています。
もし、勉強が思うように進まなくても、「私は怠け者だ」と劣等感を持たないでください。
大切なのは、自分があまり怠け者にならないような仕組みを作るということです。
先ほどの予備日設定の理由と一緒ですね。
そして1日が終わったら進捗通り進んだかどうかをチェックしましょう。
・目標通り!
→『ナイス!さすが!天才!
やればできる子!!』
・目標通りいかなかった
→『ドンマイ!全然大丈夫!
何が原因か調べよう』
目標通りいかなくても、全然大丈夫です。

そのために、予備日があります。
『こんなこともあろうかと、
俺は予備日を用意したのさ。
フハハハ!!どや!』
という気持ちで前向きに次の日を迎えましょう。
同時に、原因を振り返って、次同じようなことが起きた時への対応策を考えておくとより良いですね。
目標達成への考え方 5選
目標を設定した後、実現につなげるための5つの行動や考え方を紹介します。
・目標を紙に書いて、毎日見返す

人の行動の大半は無意識(潜在意識)が操っています。
無意識が行うことというのは、簡単に言うと、あなたが気付いていない習慣や癖のことです。
つまり、あなたの日々の行動パターンのほとんどは、あなたの知らない間に無意識が勝手に行っているものなのです。
目標を達成したいと考え、自分自身の今の現状を変えるためには、
このプログラムを書き換える必要があると述べています。
そのために重要になるのが、この「目標を見返す」という行為なんですね。
本人が自分の無意識にメッセージを送り続けることで、自らプログラムを書き換えればいいわけです。
この、目標を見返すということを知っている人は多いが、実際にやる人は少ないと述べています。
ギクッ!!
無意識が変われば、行動が変わり、
行動が変われば、結果が変わる
と述べています。
僕も実際に毎日見返すということはできていないので、『毎日』をやってみようと思います。

毎日に慣れてきたら、一日に何度も見返すということをしても優先すべきことが何かを強く認識できるので、良さそうですね。
この本ではそのツールとして持ち運びしやすいため、手帳が挙げられていますが、
・机の前に紙を貼る
・携帯のホーム画面にする
など自分に合ったものでやってみてください!
・目標達成には代償を払うことも必要

勉強を続けていくためには、ある程度の代償を払うことが必要だということです。
ここでは、ノーベル物理学章を受賞した江崎玲於奈氏を例に出しています。
順風満帆の人生だったかと聞くと、
『イヤ、それは違う』と瞬間的に答えたそうです。
この圧倒的な成果を出すために、
プライベート面での犠牲を払ったということを察したと筆者は述べています。
やはり覚悟が必要ということですね。
比較的短期間に何かを実現するためには、一点に時間や労力を集中することが絶対不可欠だからです。
厳しい言い方ですが、それがイヤなら目標達成はあきらめるしかありません。
勉強を続けていく
→勉強の優先順位が高くなる
→何かを犠牲にすることとなる
→その分の時間を勉強に費やし、成果を出す
『短期間での成果にこだわりたい!』と思うのなら、物事の取捨選択を行っていくことが大切ということですね。
まずは休日に家でゴロゴロする時間をなくすよ!!
・未来の自分のために自己投資をする

今自己投資をしなければ、5年先、10年先にあなたがある程度の収入を確保できる保証はないということです。
現在、新しい知識を蓄積することが、5年先、10年先に初めて自己投資のリターンとして表られるからです。
数年前の過去の蓄積で、今の自分、現在の収入があるということを述べています。
入試 → 勉強した成果
就活 → 高校や大学での取り組み
転職 → 前職での実績
を試験や面接で見られますよね。
だからこそ、
『未来の自分のためにやる』という意識を持って、取り組むことが大切ですね。
・勉強の成果はすぐには出ない

ある一定の時期を過ぎると急激に勉強の成果が表れます。
それは半年かもしれませんし、1年かもしれません。大切なことは、
「勉強の成果はすぐには出ない」ということを知りつつ、
日々勉強を続けるということです。
すぐに結果は出ないからこそ、結果を求めて落胆する必要は全くありません。
自分の定めた目標、計画を信じてコツコツと続けていくことが大事ですね。
・少ししんどいのは最初だけ

少ししんどいのは習慣を身につけるまでの最初の短い期間だけです。
いったん習慣が身に付いてしまえば、その後はさほど努力は必要ありません。
習慣付けに対して上記のことを述べています。
以下の例をわかりやすく挙げています。
高速道路に進入時から時速100キロまで加速するためには、アクセルを踏み込まなければなりません。
しかし、いったん100キロに達すれば、その速度を維持するために、さほどアクセルを踏み込む必要がないのと同じです。
というイメージですね。

また、例をもう一つ挙げています。
赤ちゃんの時にハイハイしていたあなたが、無意識のうちに練習を積んできちんと歩けるようになりましたよね。
練習をして自転車にも乗れるようになりましたよね。
勉強の習慣も全く同じです。
繰り返せば、必ずできるようになります。
そしてどんどん楽になる と述べています。
『少し辛いのは身につくまでの少しの期間』
これを大事に、習慣付くまでは諦めずにいきたいですね。
アクションプラン
この本から学んだ今日からやる行動
・週目標に予備日を持たせて
計画を立てる
・毎日目標を目に入れる
・すぐの成果を求めず、できたことに目を向ける
まとめ

いかがでしょうか。
この本から学べる、目標を達成に導く8つのことは、
・期間ごとに逆算して目標を立てる
・週間目標には予備日を
・1日目標を定める
・目標を紙に書いて、毎日見返す
・達成のため、代償を払うのも必要
・「未来の自分のため」という意識
・成果はすぐには出ない
・少ししんどいのは最初だけ
でしたね。
『上手くできるやり方、戦略を知れば誰でも目標達成できる』
ということをこの本は教えてくれました。
ですので「目指したいものがあるけど、できるかどうか不安」という方は、
是非今日から行動設定を行って、
一緒に一歩ずつ目指していきましょう!
今回は紹介しきれませんでしたが、様々な勉強方法を知れる1冊なので、
自分に合った効率的な勉強方法が知りたい方は是非読んでみてください!
読んでみる!!